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せい・ちーず

忘れようとしていたことすらももう忘れた。
人生って実に都合がよくできている。
ほんとうにほんとうな核心に触れようとすると、うまく風がふく。
そうして気がそらされて、視線奪われて、正面をむき直した時にはもう真実は立ち去っている。何を眸に捕らえようとしていたのかすらも、覚えていない。

うまくできている。

不思議だ。
そうして、不思議は不思議でいいような、そんな気持ちだ。
貴方はきっと、泣いたり笑ったり、かすめもせずに生きているのだろうに。私はたとえそれが同情の偶然でも、貴方が私を少しでも今更ながら少しでも気にかけていてくれるのかと思いこまされて、非常にかすかな、ちいさな、私しかわからないそのシアワセというものを瞬間胸に感じて生きている。

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2004.06.28.19:57 | トラックバック (0) |

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