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風鳴き
いつも自分に優しい。
なんてことはあり得ない。
人は勿論のこと、風も水も日の光も大地ですらも、いつも自分に優しいわけはない。名前すらも意味を替える。人がその名を呼ぶのを聞くだけで嬉しかったり、見るのも厭だったり。
なにものもそれぞれの為に生きているのだからそれは当然のこと。それぞれの都合でとがったりまるかったりする。そういう面が接している相手に有無を言わさず触れてくるのは当然のこと。
Read More... 問題は、自分が、それをどう受け止めるかでしょう。
試練と見るか、理不尽と嘆くか。
私はいつも理不尽を嘆きがちで、自分の受けた傷から目をそらしてばかりだけれども。
目をそらし続けていたら血止めもできやしない。縫合もできないで傷跡が大きく残る。だらだら血を流して、なぜこんな目に?!なんて叫んでいるのは厭だよ。みっともないし。
傷をささっと治療して、治療が痛みをともなうものでも、その痛みを心して受けられるようになりたい。痛む傷をひけらかさずに服の下に隠して、静かに歩き続けて行く自分でありたい。
自分は自分の為に風を止めようなんて考えてはいない。
風は吹くでしょう。そこに吹くだけの理由があるでしょう。
私は揺るがないように、身体をしっかりと支えることのできる、そのような心でいつもありたい。
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2004.03.21.00:45
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