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自信があった
もとい、地震があった時に胡瓜を切っていましてね。
別にそれで怪我したとかゆーことではなくてですね。
ああほんとに、自信があった、なんて言えるようになれたら良いですけどね。過去形なのがどこか寂しいですけどね。でも過去だろうと何だろうと自分に自信なんて持ってみたいですけどね。
もとえ。
地震があった時に胡瓜を切っておりまして。なかなか派手に揺れているのでガス栓も閉めずに縁側に出て、ぼけーっとしていたんですけど。危機感ゼロでしたけど。東京在住なので別に危機感持つ必要のあるほど揺れもしなかったんですけど。
Read More... 縁側に出て、ぼけっとしていたらですな。雨戸の戸袋の方からキィキィ言って鼠が出ていきましてね。うわ!鼠が出ていっちゃった!見捨てられたよ鼠に!と思って、その時ちょっと慌てましたけどね。
鼠のことはどうでもよくて。
縁側に出て、ぼけーっとしていたんです。そうしたら。庭の木が、ゆっさゆっさと、当たり前ながら同じリズムで右に左に揺れていて。それを見ていたらばなんかこう、むらむらと感動しましたよ、オレ!
普段いっつも家の中で電灯の紐ばかり見つめていたけれど、外に目を向ければ木がリズム同じくして揺れている。風が吹いても同じようには揺れない木々が、調子を取って揺れている。
そう言えば地震ってものは、家の土台じゃなくて地面が揺れるものだったなぁ。大地が揺れているんだなぁ。まるで家だけゆらゆらしているような、疑似体験のような気持ちになっていたかも、自分。
と、しみじみ思いまして。
ああ、地球体験。
グローバル。
視点の拡大。
根元への復帰。
見直しが必要だわホント。
とんでもなく根本的なこと、忘れる意識すらないほどに忘れている。
地面の上で家と自分ばかり震えているような気がしていたけど、地面そのものが揺れている。
地面ってこの場合ナニ。
何が揺れている。
何かが揺れている。
自分の下で、家のもっと下で、基本的な何かが揺れている。
その存在にすら気づかない小さな自分は生き物である。
と、そんなふうに考えたのでした。
僕を揺るがしているのは何なのだろう、ホント。
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2003.05.26.23:08
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