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数日前から

渡辺啓助集を読んでいるんですけどね。

なんつーかこの人の作品、とても不思議。ジャンルとしては明らかに怪奇・探偵・ミステリィなのに、読了後の、何だかほとほとと爽やかな哀しげな、秋空のような清涼感は何であろうや。

一番初めに『写真魔』を読んだ時から、この清涼感はずっと続いているのです。「盗撮」という、横溝さんなんかが書いたらば目を背けたくなるほどエログロになりそうなテェマを扱いながら、読んでいる途中で一度じわっとね。「純愛だー、これは純愛だー!」と思って何やらじわじわと。哀しく。切なく。

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2003.05.10.23:11 | トラックバック (0) |

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