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嘘まみれなので。

しかもその嘘が、もう同化して皮膚になっている。ぺりぺりと剥がすと痛い。とても痛い。どこからが本当の自分で、どこからが嘘の自分なのか、わからない。

人と向き合うのがとても怖い。

それほどに強い自分であったならば、と唱えるのがもう何度目なのかもわからない。思い出すのがとてもツライ。一度ぐしゃぐしゃに壊してからならば、それからならば、きっと骨組みをもっときちんと作り直せるはずなのだわ。と言っているそれが、それも、嘘だと知れていて。

嘘を嘘と知りながら吐くには真剣味がありすぎてすぐにばれる。

こうなったらば嘘をほんとうに変えるしかないね。
でも僕にはそれができない。
僕の嘘は他人を含むので、それをほんとうに変えることはできない。

イリュージョンだけで、振り向いて手を、くれる。

2003.04.16.05:11 | トラックバック (0) |

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