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ふるきを温め
なんだか、自分でもよくわからないけれどね。
当時はあんなに「勉強したヨ!」と思っていたドイツでの2年間すら、今振り返ると本気の50%もようやく出したかどうだか。ゆー感じなのです。一夜漬けでもそれなりに「詰め込んだヨ!」と思える大学の試験前ですらそんなです。
なのにね。
名前さんに対してだけは、ほんとうに100、いやもっと、の本気で体当たりしていたと、今は思うのです。
もう10年も経ってしまったのに。いや、もっとです。
振り返って、自分が如何に必死だったのかがわかります。そして、それなのに一方では触れるのが怖くって。かするほどの接触も避けたかった。けども見えないところまで離れるのは厭だった。
たった半年の時間の中に、いったい何年分の自分を詰め込んだのだろう。
まるで抜け殻のよーな「それから」。
Read More... ずいぶんと言葉を繰った。
長々と、何もかもが、問いかけであったように思える。
ずっと「探究」なのだと思っていた。名前さんの正体を知りたい。存在の理由を知りたい。自分の整理をつけたい。そのための探究をしているのだと思った。だけど結局、言葉の一つとして、その答えに迫ることなんかなくてだ。
結局、10年をかけて、ありとあらゆる言葉でもって、
「なぜ?」
を繰り返してきただけだったのだな。
と。
今だからそんなふうに思う。
別に後悔とかではなく。
無益さに愕然としているわけでもない。
まぁ昔はねぇ。
偶然と呼ぶのか、運命と知るのか、とかゆー実体のない現象に名前つけたがって悩んだようなこともあったけどもね!名前さんの自分の中における置き場所に困って、抱えたままウロウロ走り回ってたような時代もあったけどもね!
でももう。
もういいのだ。
あの人は、ほら。
僕にとって、一生お付き合いしなきゃいけない、僕だけの、哲学のよーなもんであると。
それがいまの答えだよ。
あぁ。
あ。
あ?
そうだ、これはある種の答えだ。
貴方は、私が出会った、私の哲学 だったのだ。
もう二度と逢うことなんてあるまい。
けれどもし呼ばれれば、誰の臨終も投げ出してそちらに応じてしまうほどに、がんじがらめのままだ。
貴方は鎖。
そうして哲学。
実体を持たぬ全てのものであって、その実体が貴方だった。
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2009.10.03.17:05
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