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2002年07月13日
髭剃る人々
プレス・コンファレンス。
というのは、試合では見られない選手の個性をかいま見るには絶好の機会。ですね。
Read More... ピッチの上ではあんなに爽やかな好青年すらもヒゲぼーぼーのむさ苦しい姿でのっそりと姿を現すこの場所に、米ぬかパックでもしたのかと思うほどフラッシュにも眩しいピカ顔で現れるヤツもいれば、髭そりに失敗したのかローションのつけ忘れか、なんだか口の周囲を赤くしている痛々しい人もいる。
(↑上記の三人が名指しできる人、アブノーマル。)
どんな大試合の前でもニコニコを絶やさないあの人や、どんな大試合の前でもデカイ口を叩きまくるあの人や、外国のメディアにからかわれて尚平然としている意外と神経の坐ったあの人などなど。
(↑上記の三人が名指しできる人、マニアック。)
記者会見というのはそれほどに、選手の内面をリトマス紙のようにしゅわっと吸い上げて赤青無色に判別をする、ヒジョーに貴重な場となっているのでございます。
しかし。そんなふーに十人十色の記者会見で、誰もが一様にある事をする。
それが名付けて「マンシャフトひげいじり」。
(「マンシャフト」と限定してみたけれど、他国の選手もやっているのかどーかは知らない。興味ない。)
写真は左からリンケ・フリンクス・ハマンの三人衆、ヒゲをいじるの図。
ヒゲをいじるのは何もこの三人に限ったことではない。
記者会見に現れる人々はたいてい顎に手をやったりして「うーん、じょりじょり。」ってな事をやっているのだ。
なぜか。
ボーデしかりケールしかりクローゼしかりビアホフしかりオリバー・カーンしかりバラックしかり。
誰もがことごとくヒゲをいじっている。
手が顎にいかなかったのはフェラー監督くらいのもんである。
さすが監督、選手とは一線を画している。そう簡単にはマンシャフトトラップにひっかからない。
しかしそれにしてもだ。
何故みんなそんなに髭に御執心?
何かあるのだろうか、「記者会見の際に髭にさわると試合に勝てる」とか、代々マンシャフトに語り継がれるマジナイのようなものが。
「ただし監督がヒゲをいじると試合に負ける」とか。
それとも普段ピッチではボールに気を取られてロクに意識していなくとも、記者会見であからさまにカメラを向けられると
「ついいつもの調子でヒゲも剃らずに来ちまったよ!ヒゲくらい剃ってくるべきだったよなー、やっぱりなー。げっ、これ世界中に流れんの!!うおー、ますますヒゲ剃って来るべきだったあああああ!!!オレの!!オレのひのき舞台が!!!」…なぁんてね。
表では平気な顔して質問を淡々とこなしつつ、心の中では↑なことを考えて煩悶しぃの、のたうちまわりぃの、で、つい顎に手がいってしまうのでしょーか、痛い部分に手がいってしまうという法則で。
そしてジョリジョリ。
…そんな繊細なタマじゃねーな、ヤツら。
やっぱしあれですね、手持ちぶさたなんですかね?
ボールでも与えておけばずっとそれいじくり回してるのに違いない。
「この方は、サッカー熱に侵されておりマス。何とかしなければなりません」。
あ、そういえばマンシャフトのスポンサーはアディ@スでしたな!
そうか、サッカー熱で手が止まらないのか。
…いやしかし、サッカー熱なら動き回るのは足のはず。みんなフィールドプレーヤーだもんね。
ということは、マンシャフトの面々が感染しているのは「カーン熱」だったのでせうか。
みなさん、カーン熱にかかっているのを隠すために一生懸命ヒゲをいじっていたわけですな。ジョリジョリ。
(カーン本人までも。監督は除く。)
カーン熱感染を誤魔化す為の手のやり場としては、他に耳、眉毛、小鼻などがあるようです。
むっ、おかしいな。
ヒゲを剃る人と剃らない人の違いについて延々と語ろうと思っていたのだが。
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by 架路 : 16:14
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