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2008年08月23日
K馬が教えてくれたこと。(地方編)
オレが比較的マジメに読んでいるこちらのブログのこの記事で思い出したのですが。
いつだか大井に行ったとき(たぶん2年前の夏休み?)、生まれて初めてウマタセに遭遇しましてネ。ま、それまでも表彰式なんかに出ているところを遠目に見かけることはあったのですけど、そん時はスタンド前を歩いていたらば、突然目の前にウマタセが!直径1.5Mはあろうかとゆー巨大な浮き輪を頭からスッポリかぶって、異常にガサばる夏仕様のウマタセが出現したのです!
「をを。コイツこんな近くで見るの初めて。」と、思いつつその幅をくうヤツを回避しようとしたオレに、おもむろにウマタセが手を振ったのですユラユラと。あの不自然に重そうな蹄をぶら下げた手を。(カツマルくんにだって五指があるのに…。←いや、冷静になると不自然なのは五指のある馬のほうだけど。)
Read More... 正直言ってオレ、それまではウマタセのことをあんまりいいヤツだと思ってませんでした。カツマルくんのほうが子供受けしそうだし、なんとなく友好的よネ。(デザイン的には全然アレだがまぁともかく。)と思ってました。ウマタセはミョーに都会を意識しすぎるあまり、ニヒルの出来損ないのよーな雰囲気を漂わせているヨ!地方出身の若者が「シティボーイ」(死語)を意識したらこうなりましたみたいな、痛い感じを漂わせて感情移入できないキャラになっちゃってるヨ!と思ってました!極端な話、反感を抱いてました!
いや、ホントはそこまで深くウマタセを考えたことはありませんけど。なんとなく「ウマタセの無理にイケてる感よりも子供に好かれそうなベタなカツマル」派でした。
なのに、えー、なんとゆーか、ウマタセがあの不遜な顔でゆらゆらっと手を振ってよこした瞬間、ズキューンと何かにココロを射抜かれて以来…。まぁウマタセもアレでいいんじゃない?可愛いヤツよネ。と寛大なココロで見られるよーになり…。更になんとなく好きになり…。カノジョが出来たときはちょっと「チッ」と思い…。気が付けば、かなりウマタセ御贔屓の自分が出来上がっていたりして…。
元をたどれば、ただの着ぐるみに手を振られただけなのに…。
…。
……。
着ぐるみ、オソロしいヨ!本来二次元的存在であるはずの「ウマタセ」に幅を与え厚みを与え、三次元の存在としてそこにあるかのよーに意識させるオッソロシイ手段だヨ!
着ぐるみ!それは一個のキャラクターに人権を与える手段!選挙権だってあげちゃいたくなるヨ!オレが品川区長なら絶対確実にあげてるヨ!
着ぐるみ!それは一個のキャラクターに生命を吹き込む手段!学生時代、現国の先生に太宰の直筆葉書を見せられて「ウヲッ、ほんとにいたのか太宰治!」と別に太宰ファンでもないのに衝撃を喰らったあの時と同じ感覚だったヨ!
えー、そんなわけで本日のマトメ。K馬が教えてくれたこと、地方編!
着ぐるみキャラに1対1で対峙してはいけない!負けるから!
確かに中身などない。そこにキャラがいるだけ。
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by 架路 : 13:11
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