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罰
弱音の味方はする。
卑怯の味方はしない。
卑劣なのは私で、卑屈なのも私だった。
卑怯なのも。
けれど見つける。
貴方を、貴方たちを。
Read More... 君にあのような表情をさせる今の事態というものが厭で、それでも僕に現状を打開する権利も手段も与えられておらず、放っておくわけには、と言いながらやはり結局は放っている今の自分というものが無力で情けなく、心の片隅ではしょーがないと諦めつつ、せめて存在だけでも助けになれればよいけれどそれも僕の意志でどうこうできるものではなく君は別の存在を握りしめて、
そのようにゆく。
僕が苦労して君が楽になるのなら買ってでもするけれど僕の苦労は君の苦悩と何の関わりも持たない。
既に斬り捨てているものがいくつもあって、君のために振れる角度というのも限られていて、
できることのない、
という結論に帰着する。
できることのない。
君の為に指一つ動かせない。
もとい、
僕の指一つ動かしたところで君の救いにはなりえない。
それでもやはり気が済まない。
済まない。
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2004.04.18.00:47
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睫毛で嘘
自分の守備範囲というものが明確で、そこを通過させてしまったらもう自分には修正不可であるということが明確で、故にその時はもう諦めるということしかできなくて、さっさと切り替えをつけて元の場所に戻る。
いつまでもやり過ごしてしまったものを見送っていても、何にもならないどころか次に来るものに対処もできない。
足だけでも身体だけでも元の場所に戻す。
心もできるなら早く取り戻せれば良い。
繰り返さない程度に忘れれば良い。
引きずっていると、次の対処が遅れてしまう。
そんな勝負所でのスランプ。
君の触れたものなら砂でも。
2004.04.18.20:18
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背中を向ければ見えなくなる
人を助けられないのなんていつものことだし、慣れているし、助けたくて助けられなかったことも、助けたいとも思わなくてその人が助かった時に拍子抜けしたり、手を尽くしたのに何も変えられなかったときも。
私はそれなりに平気だった。
ああああああ、と心で叫んだりしたけれどそれなりに平気だった。
私が何をしても言っても所詮は彼らの決断、彼女らの行動、最終手段は私が作るものではない、そうわかっていたから私は平気だった。
なのに君を救えないのは、とても苦痛に感じる。
私は何をするにも遠すぎるので、だからこそなのかもしれないけれど。
Read More... 君がうつむいて歩くのを見るのは厭だ。
君が眉根を寄せないのも歯を食いしばらないのも、悔しそうな素振りをしないのも悪態を吐かないのも、そういう潔い君の姿を見るのはとても厭だ。
弱音を、吐いて泣いて叫んでくずおれて、誰かにすがりついて、壁でも硝子でも蹴って殴って拳を叩きつけて、椅子でも卓袱台でも投げてひっくり返して、もっと弱くなって。
みっともなくなってよ。
見るに耐えなくて後ろから飛びついて制止させようとするくらいに、情けなくなって。
そうじゃないと怖いよ。
触れるとすっぱりと切れそうで怖いよ。
羽交い締めにしたくなるくらい、弱さを見せて。
誰も貴方を笑ったりしないし、誰も貴方に失望なんてしていない。誰もが落ちる氷の割れ目に落ち込んでいる貴方を引っ張り上げられないことを、誰もが苦しいと感じてる。
それだけだよ。
情けなくていいから、弱さを見せて。
貴方を抱きしめる理由を出して。
潔い背中はもうやめて。
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2004.04.18.22:50
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