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2004年05月19日
雨の夜長。
屋根に落ちる雨の音を聞きながら考える。
夜というのは、このように長いもんであったのだろうか。とか。
庭の、あっとゆーまにすくすくと育ってでかい葉っぱをばらばらと広げて、まるでどこぞの国のゴーリーの手のようなでかい葉っぱをそこらじゅうに広げて、洗濯物を干しにくくしているヤツデの上に落ちる雨の音を聞きながら考える。
これまでも夜というのは斯様に長いものであったろうか。とか。
屋根にかろうじてくっついている半ば壊れた雨樋からあふれ出て滝のように落ちてくる雨が縁側のガラス戸に埃のまじった水滴をはねあげる、その様を眺めながら考える。
夜はいつでも長かった。
長くないのは。
長くないのは、
by 架路 : 23:21 | comment (0) | trackback (0) | 野Q / 雑記