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2004年2月

■ 闇に...2004/2/3 (Tue)

何回死んだら満足だい

何度裏切られたら

何度取り残されたら

心からそれを諦められる


■ 三十路の素敵な素敵な初恋...2004/2/9 (Mon)

 もう会えないわね

 連絡もくれない

そう言った時の彼女の顔を 貴方に見せてあげたい

愛は勝てやしない

なにものをも屈服はさせない


■ 泣きなさい...2004/2/11 (Wed)

そして自分を責めないで。


■ ほんとうのことを一つだけ君に教えよう...2004/2/20 (Fri)

真実が一度でも僕の近くにあったことはない

僕の前にも後ろにも真実はあったことがない

それはずっとずっと西のほうにある

もっともっと北のほうにある

真実は僕の手の届かないところに置いてあるんだ

あの人の背中にあの時、くくりつけてしまったんだ

二度と僕の目に触れなくて良いように


■ 落ち葉の影...2004/2/21 (Sat)

どこに隠れても貴方を見つけ出す

姿を暴いたりはしない

隠れているのを確認したらまた覆い直して

ずぅと見ている 誰も貴方を踏みつけたりしないように

気づかずに傷つけてしまわないように

見ている 貴方がいつか自分から

その隠れ家から這い出して来る日を待っている


■ 長い長いスト。...2004/2/24 (Tue)

屈強でなくて良い

しなやかでありたい

はね返せなくて良い

すれすれのところで身をかわせれば


■ ふたこぶ...2004/2/25 (Wed)

頑張れば頑張るほど毒がからだじゅうにまわる

懸命に走り回る血にちゃっかり便乗する

だからひとやすむ


■ 畝のいただき...2004/2/25 (Wed)

忘れられるのなら泣いても良い

忘れられないのなら

泣いても楽になれない

誰かを呼ぶために泣きたくはない

貴方をすすぎたい

きれいにすすぎ落としたい


■ ひとつの...2004/2/27 (Fri)

眠ってしまって私のなかで

二度と目を覚まさないで

起き上がらないで

眠って


■ くりっく...2004/2/29 (Sun)

選ぶのは貴方の権利

くずおれるのも

貫き通すのも私の自由


■ 端と端から...2004/2/29 (Sun)

押し出され引き戻されて

ちぎれそうになっている身体

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