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すれ違いってこういう事か
すなわち私が苦しくてたまんなくて手を伸ばしていた時に、貴方はその手を見ながら私の周りをぐるぐるまわって、私の限界を見極めようとしていたんだ。私がいよいよダメだというところで、一番効果的に救済を提供しようとしていたんでショ。違うのか。私を一番かっこよく助けようとしてくれたんだ。それって私の為と違うでしょ。違うんだ。
私あの時、既に限界だったのです。苦しくて足掻いてもがいてどうしようもなくて、貴方にあの手を取って欲しくて、貴方があの手に気づいていることも知っていて、貴方があの手を取ってくれると半ば狂信的に信じていて、早く取って早く取って早く取って早く取って早く助けてさっさと助けろヨ!!と、がぼがぼ泥飲みながら念じていたのに、手を取ってはくれませんでした。貴方は。私は死にました。
でもいいのです。あの後で誰か言いました。貴方が私のことを大切に思っているとか何とか。その時に初めて、ああ私は 貴方を大切に思ったことなんて無いな と気づいた。私は貴方を心配したことなんてないし(死ねばいいと思ったことはあれども)貴方のシアワセ願ったこともない。(貴方のシアワセがあのヒトたちをもシアワセにするなら貴方なんてシアワセにならなければいいと思ったことはある。)
Read More... そこでようやく気が付いて、何だったのだロウ、と思った。
私の貴方への気持ちって何なのだ。と。
もしかして初めから憎んでいたのだろうか?初めから嫌いしかなかったのだろうか。もしも貴方がひとりぼっちで闇の中にたたずんでいたならば私はきっとあのコに抱いたのと同じような慈しみのココロってものを貴方に降り注げたかもしれなかった、がなかったかもしれないけどもともかく。貴方があまりに陽当たりの良い道をさんさんと周囲に眩いばかりのキラメキふりまきつつ私の方へ歩いて私に手をのばすので、私は生来の天の邪鬼性を全開にして、
コナクソ。
と、その輝く両手を切り落としたく。なったんです。あくがれて。
なんて美しいのだろうあの手がほしい、と、あくがれて。
そしてへんねしの泥にずぶずぶと沈み込む。貴方が、助けてはくれない。いつまでたっても助けてくれない。その中で窒息死。魂だけになって歩いたところで、鬱屈君にぶつかる。
まぁアナタも?
みたいな、わけのわからない投合でもってもたれ合う。
私、このコを「大切に思ってる」よ。
あの時とおんなじだー…。とココロの隅っこでヒナガタ取り出しつつ。名前さまを想って想ってショーがなかった。他の人への気持ちが全然その深さに届かない。だから「違う」と思った。自分を止めた。あの時と同じなのだ。
今はさすがに止めることはせずとも、慈しみであろうと何であろうと、この気持ちはシアワセさんへの海より深い憎悪にも似る思慕の情には敵いませんが。が、此処に来てこぞってみんなで私を押し戻すのは卑怯です。「破綻して然るべき」と言ったのは誰ヨ。「諦めて然るべき」と私の足引っ張ったのは。なぜ今になって掌返したように「正しい選択を」「知性より直観を」と叫ぶのですかナゼ。
私は貴方とは完全にすれ違いですよねシアワセさん。
私が救い上げてほしかった時に貴方はわざとよそ見をしていて、貴方がようやく暗闇覗き込んだ時に私は闇の底で自分と同じように沈んでいる人を見てしまった。
いつだってもうこれが最後と思って行ったんです。
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2006.01.19.22:27
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