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病人役割

医療人類学には、「Sick Role」こと「病人役割」なる言葉が存在するらしいですネ。

病人には病気を治すための努力と病人に徹する義務とゆーものがあり、健康体なら課せられるはずの義務を「病気を治すために」免除してやるのだからその代わりアンタは治療に専念して早く社会復帰できるように努力しろ、という、病人もツライヨな役割のことを言うらしいのですが。

ナミヒラ先生によると、これも突っ込んでいけば色々と問題のある社会常識だっつー話でしたが、この単語に出逢った時に私は高校時代のある同級生のことを思い出したのです。
彼女はどことなく齧歯類に似た容貌に胡麻のような眸を持った、融通のきかないクソ真面目な優等生で、一緒にいるとヒジョーに鬱陶しいタイプの学生さん。そのゴマちゃんが、ある日、真っ赤な顔をしてふらふらしながら登校してきたのです。
「38度の熱があるの…」
焦点の合わない目でゴマちゃんは言うのです。

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2005.02.23.22:18 | トラックバック (0) |

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