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質量=1

すなわち、どれほど冷たくなろうと励んでも。
もう何もかもあるがまま認めて受け入れていくしかないのだと覚悟しても、いちいちくだらないことに足を取られてそのたびにそれを嘆くのではなく、足をとられた地面の凹凸なんかに構うまいと。転んだって何だって次の瞬間に忘れて歩いていくしかないのだと、視線を落として悟ったようなフリをしても。

それでも私は、決められた以上に固くも柔らかくもなれない。

私が無表情になればなるほど、その反対側でひとの言葉に表情に、指の動き一つにも神経敏くしていくのはあなただ。
私が無関心になればなるほど、あなたはその裏側で全身の感度を振り切って刺激に震えていたんだ。

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2005.02.14.18:06 | トラックバック (0) |

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