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再校

時間は私が何をしようともしまいとも、勝手に流れて進んでくれる。時に残酷だけれども、時にとても優しい。だから時間に委ねきりにして私は諦めた。窓の方を向いて、中庭にたっていた変な像を見ていた。心の中でどうしようどうしようがぐるぐるしていた。目も見なかった。

目を見たらたぶんそのたびに、私は心の中で貴方を嘲ったでしょう。
それが今まで貴方にしてきたことだったから。
目が合えば私は私を蔑んだ。こんな人なんかに、と思ったから。
ごめんなさい。
こんな、と指さされるべきは私。
内側も外側もどろどろの私。貴方を誇れるような自分にはなれなかった。貴方の内側に強く惹かれながら。

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2004.12.03.20:23 | トラックバック (0) |

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