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自慰ですやん
私のせいなんかじゃないんだということ。
わかってる。
だけど私があの人の杞憂に一切関わっていないのはあまりに虚しいので、無理矢理にでも自分に責任を押しつけて、自分を慰めているだけ。
あまりに悲惨なんで。
君があんまし未練ないらしい事はせめてもの救いです。
ここを去って今よりもシアワセになれるならば、敵わなかったことなんて実はどうでもいいのかもしれない。いつか君の中では在って然るべき挫折として片づけられるのかも。君のシアワセ望むならば、それは喜ばしいことかもしれない。
Read More... できることならばココで、同時に、シアワセに。なりたかった。
一緒にケラケラ笑っていられるのならそれが一番良かった。
夢は適合しなかったし、希望は一瞬輝いただけで後は少しずつ崩壊していった。私はじりじりと後退して後ろむきのまま貴方にぶつかった。振り向いた時には何もかもがモノクロのがらんどう。
見ていることしかできなかった。
何を言っても感じても、如何様に謝っても、もう遅い。
もういない。
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2004.09.24.20:57
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天が降る
本屋に行った。
本棚に、「天の夕顔」が二冊並んでいるのを見て、うちにあるのはわかっているけれど触りたくて触りたくてしょーがなくなって、だけど触ったら開いてしまう、開いたら必ず泣く。私は泣く。
そう考えただけで涙が出た。
もう一年以上開いていない。
まだ一度も、きちんと読んでいない。
Read More... 家に帰ってから久しぶりに手にとって、繰って、読んでみた。
いつも一文字読んだだけでぼろぼろに泣いた一頁目で、涙は出なかった。
二頁目でも、何頁目でも涙は出なかった。
静かだった。
もう勝てたのかもしれない と思った。
嬉しくもない。歓びも感じない。
何か失ったのだと思った。
最後の頁で、少し泣いた。
ムリヤリだったかもしれない。
それでもこの本はやはり、生まれて初めて私がもう何も書かなくてもいいのだと思った、あの人のことを私がどのようにも綴らなくても、全てここにあるのだからもういいのだと思った、たった一冊であることに代わりなくて。
もしこの云年間書き続けてきた全ての文字が何に帰さなくても、ここにあるのだからいいのだと思えた、たった一冊で。
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2004.09.24.23:07
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