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鼓動

貴方を失うのではないかと思う。
いつもいつも怯えている。
貴方を失っているのかもしれない。
手のひらにあるのは、残像かもしれない。
心臓の裏側にぴたりと氷の如き刃を押しつけられているようで、けれどそれがもうずっと以前からの感触のようで、いつ切り裂かれるか知れない恐怖心を抱きながら反面、その冷ややかさに慣れてしまった、そのような感覚。

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2004.05.03.00:50 | トラックバック (0) |

直線の人

そういう弱っちいメソメソな自分の姿勢ってものが一番許せない気がすんのです。

強くあれ、と言うより。

真っ直ぐで在れ。
真っ当で在れ。

後で振り返ってみた時に、決して恥ずかしくない自分で在れ。
誰に対しても恥じることのない自分で在れ。

誰に対しても、何よりも自分に。

2004.05.03.12:51 | トラックバック (0) |

修理できないものもある

流しの網戸屋さんの車が流す、「壊れた、破れた、網戸など…」の声が、「壊れたラヴレター、網戸など…」と聞こえてしまって、しばらく真剣に考えた。

なんだ此処は。
異次元空間か、此処は。

とか思い。

君を、助けたい救いたいと叫びながら、一番君を駄目にしていたのは僕だ。

すまない。

2004.05.03.19:11 | トラックバック (0) |

何人の自分

助けたいと思うことと、××××たいことは、違う。

ぺけぺけぺけぺけって、何だろう。
自分で何なのかわからないよ。
だけどものすごく良くないことのような気がする。
ぺけぺけぺけぺけ、と、真実貴方を「助ける」ということ。助けることが正の極ならば、ぺけぺけぺけぺけは負の極み。一見とても似通っているようで、澄みきった眸でしか見抜くことのできない違い。私は眸が濁っているから、貴方を助けたいと思いながら、貴方を助けているつもりで、言葉も身体も、綴っているものは救済ではないよ。ぺけぺけのほうだよ。

情けないよ。

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2004.05.03.22:53 | トラックバック (0) |

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