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カネカネキング
カネカネキングは逆立ちをして、身につけている貴金属はじゃらじゃら音をたてて地面に落ちるのでした。豪華な衣装の中からは札束がぼたぼた。紙がどれほど重なればあんな重そうな音をたてるであろうかと思うほどに、どさどさぼたぼた。
それに群がるのは簡単。
でもキングの内面に迫れと僕に彼は言うのか。
言うのだ。
大事なのは、守ってくれるヒトじゃなく、守りたくなるようなヒトなのだ。
自分の生きる理由を見つけられない私には、守ってくれるヒトじゃなく、守りたくなるようなヒト。自分の人生棒に振っても、そのヒトの為に何かしてあげられる事。持ち上げてやりたい。使い捨てにされてもいい。泥をかぶってもいい。そのヒトのシアワセに手を貸したい。そのヒトの途上に一枚噛みたい。
2006.01.17.22:15 | トラックバック (0) |