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2月の救世主、7月の

死刑執行人。

ナゼ。
色々な事に対するナゼがある。
それは名前さまの時と同じだ。
違うのは答えがあるということ。大方の答えが出そろっている。
私はそれを知っている。だから現実に救いようがない。

神様のくれたハナムケだったのだと、気持ちを切り替えるふりをしてみても、アラタさんが二度も三度も真横を歩いた時の風すら感じない静寂の中の自分の、ただ厭だ、という感覚が、生々しく甦る。

神様のくれたハナムケだったのだ。
そこにもうすぐ属さなくなる私の、属さなくなれば今度こそこんな偶然すら期待しない、一切の関わりがなくなる私への、偶然は神様がくれたハナムケだったのだ。
とだけ考えると笑える。
自分のあの時の、厭な気持ちが甦る。
笑えない。

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2005.07.28.02:46 | トラックバック (0) |

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