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浅薄な言葉たち
言葉の、深くも見えてその実やはり、紙より薄いだけのものであると知る。
言葉に深みを与えるのは人の態度に他ならず、言葉自体にそもそも何の深みも重みもありはしない。放たれた人が背を向けてしまえば、雪よりも軽く舞い落ちてゆく。跡形もない。
人を恨むべき?
それともそんな実体の無いものを信じた自分を笑うべき。
私にも通じる、卑下と不信の微妙なリンク。
私の中における私への卑下は同時に、あの人の中のあの人の私に対する信頼までも否定してしまった。そんなような覚えはある。
人が人から人へとリンクしている限りにおいて、個人の否定はその個人に繋がる様々な他者のうちなる信頼までも否定してしまう。
それに気づかずにそれが自分を救う唯一の道であるような気になっているのなら、手に負えない。
人が人を否定するのは勝手だ。
けれど私の中の彼ら彼女らまで、その価値を貶めてしまわないでほしい。
私にはそれなりの信条があって、彼ら彼女らを愛しているのだから。
2005.02.26.19:16 | トラックバック (0) |