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ダウンを着て手袋をつけて
気がつけば二月、気がつけば二月。
あっとゆーまに昨日は終わった。
こうあるべきだし、こうするべきだ。
ったのだと思った。
寒かったとても。
ひどい二ヶ月だった。
初めての二ヶ月だった。
だけどあの人のせいではないと思った。
いろんなことが重なってこうなったと思った。
Read More... 不条理を嘆かないし、不必要に泣いたりもするまいと決めた。
鉄のココロになろうと思った。
一旦は確かに振り切った。
そのあとどうかしてふにゃふにゃになった。
そうあるべきだったし、そうするべきだったんだ。
だから仕方がない。
よくわからないけど、私はもうあの人を恥じはしないと思うよ。
私は少しマトモになったと思うよ。
その自分への期待を裏切らない為にも、二度と会うまい。
同じだ。
医療人類学の講義だった。
摂食障害のことが少し話に出た。
身体の物質化、食べるという行為の文化における意味づけの喪失、そういう社会の危険な兆候が一番繊細な人たちに現れているのだと先生は言った。みんな昔坑道に毒ガスを調べるために連れて入ったカナリアなのですと先生は言った。
私は、あの人のために自分をただの器にしようと思った。
だけどできなかった結局。できなかったというよりもしなかった。なんでそこまでしなきゃいかんの、という思いがたぶん心の中にあったでしょう。
どうのこうの言って自分が大事だったんでしょう。私は。
そうあるべきだからそれはそれでいい。
最近寝入りばなが少し変で、眠りかけているから変なことにもすぐには反応できない。数日前に顔の目の前で春風が生まれたような感覚があった。遠くから吹いてくるのではなく、目の前でふわっと弾けたように暖かな風が顔にあたった。気持ちの悪い暖かさではなくて快かった。瞬時に「あ、春風」と思った。
けれど今の季節と締め切った部屋の中にいることを思い出した。
いつか明け方にとくとくとくとく鼓動が聞こえた時と同じ、あの快さだったと思う。
なんだかわからないけれど安心するのです。
ありがとう。
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2005.02.05.22:11
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