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憐れみのココロ

そんなふうにしか僕を慕えないのはあなたがほんとうに気の毒です、

そのように受け取れる態度に触れて、ムキになっていや、そんなことはありませんよもう私はその点振り切ったのです、と否定する気も起きなければ、そっちからどう見えようと私はこれでけっこうシアワセ、と我を張る気力もなければ、ああそうだな。気の毒か。そんなふうに思ってくれてありがとう。

と、僻みでもなければ悔しくもない。
ただ雪灯籠のように私は嬉しいと思った。
その気持ちだけの純粋な、ありがたみであると思った。

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2005.01.31.16:35 | トラックバック (0) |

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