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ツイジ
潰えた。
それなりに張りつめていたかもしれない薄膜。
張りつめていたらば針の穴からも縦横に裂け得る。
知っていた。
覚悟はあっただろう。
だから仕方がない。
ここにきて開き直るのか。
ここまで気を吐いてきて、たとえ強がりだろうとも気を吐いてきて、ここにきて開き直りなのか。
Read More... そうだね
だけどこうしてしまうのはいちばんラクなんだ
認めてしまうのがいちばんラクなんだ
諦めてしまうのがきっと今はいちばんいいんだ
そうだね。
自分に期待をしなかったら、自分を蔑んでしまうこともない。
自分に自分で許容範囲を設けなかったら、どこまで堕ちても嘆くことはない。
そうだね。
だからこれが今まで気づかなかったいちばんラクなやり方なのかもしれない。
ずり落ちてサ。
今まで、なんだか自分の位置が崖の途上の、何年か昔と比べてどんどんずり落ちていくだけみたいでサ。
爬虫類みたいに垂直なところにくっついて、がりがり引っ掻いて、横をすいすい上っていく人がいて、上から誰かの踏み外した礫を喰らって、私は這い上がりたかったよ。自分がかつていたところまで這い上がりたかった。できるならもっともっと上にも行きたかった。自分を追い越した人を見下ろしたかったし、自分を振り切った人にもう一度並びたかった。並べるのじゃないかと思った。
だけどももう腕も足も疲れたし、爪も剥がれたよね。
砂礫で眸も開けないよね。
つらかったね。
上を見るのも、戻ろうとするのも。
もういいんだ。
降りて行く方が今はラクなのなら。
アナタはどうする。
私と降りる?
くたばり損ない。
亀裂に喰い込んだ昔の足掻き。さようなら。
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2005.01.13.20:35
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