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前略わたしさま
私ひとりが頑張ってどうにかなるような事なら私だって頑張るよ。
けどもさ。
強いからひとりなんじゃない。
価値がないからひとりだ。
もしも走ってみて、転ぶまで走ってみてサ。
それで本当に夢も希望もなくなって、それ以上引きずらないでいられると言うなら、わたしはほんとうに、走るのもいいんじゃないかと思うんだ。だけどあなたが走りたがってるのって、そこに夢と希望を抱いてるからでしょう?それがいやなんだ。それが、全然現実的じゃないんだよ。
嫌われるのはいやだ。
気味悪がられるのもいやだよ。
Read More... そういうとこを、もう少し真面目に考えてみてよ。
何もかもが止まれと言う、誰もかもが進むなと言うのは、イジワルで言うのじゃぁないんだ。それなりにそれなりの、背景があって言うんだよ。
わかってよ。
私は嫌われるのはイヤだ。
気味悪がられるのは、もっとイヤだ。
強いからひとりなんじゃない。
言い訳なんだってことは、それなりにわかってる。
私は、人の言葉のまるで揚げ足とるようにして、自分へのGOサインを探しているあなたを、一生懸命引き留めて、常識的になりなよ、とか、現実的に考えてよ、とか、そんなつまらないことばかり言ってみて、それが本当につまらないことだって、ちゃんとわかってる。つまらないけれど、あなたが傷つく可能性はこれが一番少ないんだ。私は、もうあなたに泣いたり悔いたり恥じたり、してほしくない。
うわつかないで。
夢なんてみないで。
あなたが走りたがるのは、その走った結果が未知のものだからってだけなんでしょう。なんだかその先に光でも射しているような気がするだけだからなんでしょう。だけどあなたは、その先が今より暗い淵に落ち込む可能性をまるきり無視して走りたがっているんだ。
もう何をしたって、無理なんだよ。
ここにいたらば、もうこれ以上暗くなんてならないよ。
あとは明るくなるのを待つだけだよ。
もう日は暮れたのだから。
うわつかないで。
夢なんてみないで。
走らないで。
ここにいてよ。
少しでもわたしを想うなら、決して走らないでよ。
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2004.12.09.19:13
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