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砂の城
自分が崩壊していく
のではなくて、自分に修復が利かないのだということが、今ほど沁みるように実感させられた時というのはない。
気がつかない振りだか実は気がついていたのだか、知らないけれどたくさんのことを間違えたままで進めてしまって。まるで学生の。初期の段階で何か違う数字で計算を始めてしまった方程式か何かのように。最後に正解と照らし合わせて初めて気がつくミスのように。それまでの過程で傷つけてしまった人を取り戻せない。見失った自分を取り戻せない。
無様だった。
今では私を貴方が笑っている。
2004.09.22.09:15 | トラックバック (0) |