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これが最後の

これから何年も経たないと、そしてそれまで一日も欠かさずの、傷を背負い続ける覚悟とその傷を抉り直しても痛みを感じ続ける覚悟がないと、きっと求めるところの答えにはたどり着けない。

僕らが何だったのか、ひとくくりだったのかバラバラだったのか、同じようにつまはじきされた異形児だったのか、それとも大勢の他人の中で何となく探り当てて、触れた手だけを意味もなく繋ぎ合っていただけだったのか。

それが見えてこない。

別にそんなものは見なくてもいいと思う。
いたずらに長いだけの、いたずらに終わらないだけの、死に損ないにはもう懲りた。

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2004.09.15.20:58 | トラックバック (0) |

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