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かたっはし
ばっさばっさと、人々斬り倒して、アイする人もにくにくしい人も、ばっさばっさと斬り倒して。
そんなふうにできたらば楽しいだろう。
血で血を洗えたらば、目の前真っ赤だろう。
それを真実、ヌケガラと言っていいんであろう。一番からっぽなのは、そんなときなんであろう。
人を忘れたい。
自分を忘れたい。
自分が自分であることを忘れて自分にとっての自分の意義を失って、何もなくなれるのならばそれも良い。
Read More... 自分を憎んではいない。
憐れんでいる。
自己に向けての同情は、他人からの同情を買うには役立たない。
他人から憐れまれるよりは、そのほうがずっといい。
代理になるのか、それでいいのか、わざと「犠牲に」なるのか、問い質されて、そんなことじゃないんだ。私は、自己犠牲の上に生きようとしているんじゃないんだ。自分が一度でも誰かのことを救ったという、自分に対する手がかりがほしいんだ。足がかりがほしいんだ。
私は、取るに足らない。
それならば代理でも犠牲でも、呼びたいように人が呼ぶものになっても、私の満足のいくようにやり方を選びたい。
自己を通そうとして前を向いている時のほうが、今よりもよほど惨めだった。
何もかもを正面で受けたから。
脆さも醜さも隠せなかったから。
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2004.08.28.22:08
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