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霧の中

誰もが何かしら背負っている。
誰も。

これ見よがしに背中にくくりつけて行く人、服の下に隠してひっそりと行く人、身体の中に潜めて何事もないように行く人。いろいろでさまざまだ。それはその人の遣りようで、何が悪いのでも、どれが偉いというのでもない。

だけど誰もが何かしら背負っている、ことを、見ないまでもいつも感じたい。

自分だけだと思ったら、フコウのドツボに自ずから飛び込んでいく。
自分がそのフコウに特別なんではなくて、フコウはあって当然なもの、誰もが山のように抱えているものであると。人の感じ方がそれぞれなように、フコウもその人によってそれぞれあるもんなのだと。

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2004.08.06.01:21 | トラックバック (0) |

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