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稀代の深甚
周りから莫迦と思われてそれに気づかないでシアワセ満喫しているのと。
そんな莫迦だった自分に気づいて恥を知りつつもやっぱり莫迦でいるのと。
どっちがより莫迦で、どっちがより賢いんだ。
なんでそこまでして、自分を恥じなくちゃいけないのだろう。なんでそこまでして、周囲との均衡を保たなくちゃいけないのだろう。莫迦をはかるモノサシが時代によって伸び縮みして、その目盛りで締め付けられたりゆるゆるに世界漂ったりして生きていくのは、なんでなんだろう。
何よりも恥じなくて良いほどに強いものを持っていない。
そのことを隠すために、見せかけを恥じているのかもしれない。
Read More... なんかよくわからない。
自分の道にまっすぐだよ。
その道の両脇にがんがん壁立てて。貴方が見えない。彼も彼女もあの人も。誰も見えない。横に並んでいる誰もが。
私は、私という有限の世界に向かってる。
貴方は、世間とかいう無限の中で生きている。
貴方にも貴方の有限があるでしょう。
私はそれを見ることができないでしょう。
貴方の世界に何が生きているのか、貴方の世界で何が生きているのか、いまは知りたいと思わない。貴方の中に私が死んでいても生きていなくても、何かを測るための尺度に変えられてしまっていても、いなくても。
私は貴方を曲げたよね。
私は貴方を、殺したよね。
私は貴方の存在を、私の外に広がる無限から消し去ってしまった。ぬぐい去ってしまった。
無限と言ってもそれはやっぱり私の中に広がる無限でしかなくて。私の外にもう一つ私がいるのだろうか。これが、心身二元論というヤツなのだろうか。
きっとこんなふうに、ぼんやりと焦りながら何もしないで死んでいくのだろうなぁ。
と思うわ。
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2004.07.14.22:48
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