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アゴニィ。ストラグル。
風にさらされていた君であって、僕ではない。
引っ込んだところでそれを見ている、僕ではない。
「だから笑ってくれ」。
そう言われても、笑えませんし。
いっそ反対のほうに振り切ったらば、そんな君に対して大笑いできる。
それこそ拍車をかけるように、大笑いで。
でもできない。
Read More... 過去がもしそれなりのそれなりで、とりたてて煌めくような時代なんて一つもなかったとしても、やっぱりけろけろ笑うことはできない。今と相容れないムカシってものを、強要はできないし、重ねても意味はない。振り返ってみても、美しくはあるけれど美しくあるだけで、チカラにはならない。
風にさらされている貴方のことだから、私はひっこんだところで見ていて、風をさけて、それは役者が違うと言われて歯も食いしばれないで。だから殺す気で見ている。貴方が風にさらされているのを。
貴方の目の前に転がった首と心臓。貴方が討ち果たした首と心臓。撒き散らされてそのままに朽ちていくだけの言葉。貴方の周辺には腐臭ばかりが立ちこめる。風がふいてもかき回すだけ。拭い去らない。かき回すだけ。
その中で貴方が何を感じるのか知らない。
立ちのぼる腐臭で足元も見えない。
そんな中で貴方が悔いているのかも知れない。
背中しか見えない。
早くあのすがすがしい季節を取り戻せるとよいけどもサ。
このまま終わっても、一緒の泥沼ならば別にね。
いつからこの距離を「一緒」と認識するようになったのだろう。
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2004.06.12.20:51
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形而
壁ならばよかった。
鬱憤晴らしに私を殴れる。
ゴミバケツでもよかった。
蹴っ飛ばされて派手な音をたてる。
そういう八つ当たりのできる何かならよかった。
貴方が行き詰まっている時に、何もしないで後ろで見ているだけの自分ではなくて。
貴方が叩き壊すことのできる何かなら良かったよ。
2004.06.12.22:56
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