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vengeance that's never free
私の中の私は、私のことをとてもよくわかってる。
私の中の私を、私はまったく理解していない。
私の中の私は、わかっているのに何も言ってくれなかったりする。
何もかもわかっているくせに、私が大釜の縁をふらふら歩いている時、手をひいてくれたりは決してしない。危ないよ、とかは言ってくれない。
私の中の私は、それでも私のことをとてもよくわかってる。
反して私は、私の中の私のことがまったくわからない。
何を感じているのか、何を欲しているのか、何を知っているのか。
Read More... アンタの持っている刃が傷つけているのは、あの人でも彼女でもないよ。と。
あの人たちを傷つけているように思って罪悪感に打ち拉がれて、それで不幸に浸っていい気分になっているんだろうけど、違うんだよ。と。
アンタの持ってる刃がぎりぎり切りかかっているのは、アンタの目の前に張ってるロォプ。アンタが首つっこんでるギロチンを、ストンと落とすロォプだよ。と。
さっさと気づきなよ。
阿呆にも限度があるんだよ。
もう、気が違ってるよ。
理性はどこにあんの。
アンタの根性は、その程度のもんなの。
正気に戻りなよ。
と。
あの人の、言葉を信じることなんて簡単なんだと思ってるでショウ。だけど違うんだよ、本当は、真実は、アンタは他人の言葉なんて信じられないんだ。真実は、アンタがアンタを守ろうとするから、アンタは他人の言葉を信じられないんだ。信じてしまうのは毒を飲むのと同じこと、裏切られた時に身体の中で信じた言葉が酸になる、そうして苦しむのはアンタだから。自分のリスクを背負わないように、アンタは他人を信じないんだ。言葉を拒まれたあの人の気持ちなんてお構いなしだ。
と。
一度くらい人を信じなよ。
右に振るのか左に振るのか、自分の態度を決しなよ。
信じたいのなら、自分が傷ついても他人を庇いなよ。
信じたくないのなら、さっさとここから足を引きなよ。
どっちつかずなのは、アンタだよ。
気が違ってるのは、アンタだけだよ。
完成していないのは、アンタだけだよ。
と。
完成していないのは、私だけ。
そうなのだ。
自分を鏡で見ていると、時々、自分が、透けて見える。
怯えた眸の。
真っ直ぐでない生き物。
逃げ出したいだけで、止まりたいわけじゃない。
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2004.05.10.21:32
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