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左目
どんな物陰でも隅っこでも、その人が注目された時そこはその人の舞台だ。舞台裏でも奈落でも関係ないんだ。
どこに立っていたってそこは貴方の舞台だ。
私は。
自分の舞台を飾り立てることに躍起になっていた。大道具を作り上げて、小道具も手を抜かないで、スポットライトはいつが一番効果的なのか、そのタイミングを図っていた。
自分の舞台をからっぽにして、自分の舞台を空虚で満たして。自分の舞台から遠く離れて、やっとそこに誰も立っていないことに気がついたよ。どんなに舞台芸術が優れていたって、そこに立つ生身の人間がいなけりゃね。
駄目だよね。
ばかばかしい。
2004.03.17.23:01 | トラックバック (0) |