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また十月が来ても。

たぶん二十一日、きっと十八日、何度目かに僕はそれを思う。それを言う。

もう君なんてシアワセになればよいと思う。
僕のような目だけは見てほしくないと思う。

いちばんすきだと思える人をきちんとつかまえていて欲しい、いちばん大切に思える人を見つけられるだけでもそれで良い、もう君なんてシアワセになれば良いと思う、僕のような目だけは見てほしくないと思う、一生にただ一度、この人だと思えるような存在に逢った、その人に出逢えただけで自分がシアワセなのだと思った、終わるのが怖ろしかったから、他人のままで別れた、すれ違っただけで別れた、最後に君を見てから丸六年経った、まだ泣いている。

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2003.10.13.20:40 | トラックバック (0) |

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