恋ヒシカルベキ

僕が君を所有しているのではなく、君が僕を所有しているのでもない。僕も君も、何か同じ一つのものに所有されている、そのことを僕は信じる。のであるかもしれない。

心を言い表すというのはね、無理。

どんなものにも遡れば地球年齢と同じほど古い此処に到る歴史があるでしょうし、それはそのものの存在意義になるのでしょう。終わることに理由なんてないかもしれない。通り過ぎてからうまく穴を埋めるだけの強さが周囲にあるから、僕らはいついなくなっても大丈夫。

いっそ誰もが殻の中の弱さを曝したら、みんなもっと相手を思いやれるようになるのかもね。ならないかもしれないが。行き場の無くなったいろいろな正体のわからない（もしくはそれと伝えられる）もの、人に宿って狂いを為しているのかも。

なんて考えたことはないのだろうか。

私は、世界に斬って入る、つもりはないよ。
流れるまま流れれば良い、それだけの価値でしかない。
私が、気にかけて思うのは、いつも最後にはたったひとり。

過去も未来も君にはないのだ、
ただ僕の中に残ったその名だけ。