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   <title>恋ヒシカルベキ</title>
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   <title>それはともかく始末が悪い</title>
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   <published>2009-12-27T10:07:35Z</published>
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   <summary>例えば、そんな酷い言葉で罵られようと、いいんだヨ、もういーんだヨ！（酷いつーか非...</summary>
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      例えば、そんな酷い言葉で罵られようと、いいんだヨ、もういーんだヨ！（酷いつーか非道いと言いたい、むしろ。そんな言葉を使う君のほうがよほど非道いよ…） という開き直りでもってして。罵られようと、バカにさ
      頂点を極める。極めた頂点から少し下界を見下ろしてくれる。僕らのところに尊いオミアシを降ろしてみてくれたりもする、ブラボー！君はなんてブラボー！だから君に逢いにわざわざ出かけるヨ！ウソだけど！でもまぁ年忘れだから、それもいいのかなと思ったりする。

けれど頭の中は蛇の眸のことでいっぱい。
がしゃがしゃと掻き鳴らされる騒音に、のって浮かび上がり、浮かんでは消え、また消え、また流れ、通り過ぎる血の背中、深淵のような眸、現実に漂うと不快度がマックスの副流煙。
けれど頭の中は非道い言葉のことでいっぱい。
どうやって決着をつけるのか、そのことでいっぱい。一つになって転がり落ちるように絡まり合って、猿の喧嘩のよーに、有利な位置を争って、

あぁ、ちょっと君。理性を保とうよ。
ヒトであるのなら理性を大事にしよう。

殴るのじゃなくて。
全力でぶつかろう！青春のよーに、野球部のよーにぶつかろう！

そんなタイプじゃなかろうに。
一言で斬ろう！そして、斬られても、膝をつかずに、立ち続けていよう。
タチの悪さでしか敵えない。サドにサドでは釣り合わない。刃を全て受け止める、そうして、それでもって、菩薩のように笑えるか？笑えない、笑えまい、それでも、そのバカを受け止めてやれ。そのサドを抱えてやれ。

身体がちぎれても。
ココロが押し出されてしまっても。
残された腕で、バカを抱えてやれ。
血があれば、流れ出る血さえその頬に触れれば、鼓動に合わせて失われていくその血さえ見せれば、サドは満足するのだろう。

それでもし君が死んでも、その時に君がシアワセならば、その勝負は勝手に君の勝ちとなるのだろう。

蛇の眸のことを考えて、非道い言葉のことを考える。
仕事納めを前にして、頭の中は悶々と渦巻いている。
もっとスッキリと年を越したいけどネ！
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   <title>堅く集まるは</title>
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   <published>2009-11-12T11:31:05Z</published>
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   <summary>大丈夫だと唱えながら足を出す。 いつも誰に聞かれたわけでなくとも。大丈夫だ。大丈...</summary>
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      <name>架路</name>
      
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      大丈夫だと唱えながら足を出す。 いつも誰に聞かれたわけでなくとも。大丈夫だ。大丈夫だと繰り返す。モニタの向こうに泣いている人の顔が透けて見える。あぁ、しんどい。かくもしんどい。色々なものが、あっちでも
      そうして、行ってくれ。
もう振り返らずに行ってくれ。
隣に座らないでくれ。
僕の目の届かないところにいてくれ。
声の届かないところまで行ってくれ。
君を、もう必要としない。
君をもう頼ったりしない。

そのかわり強さを失うけれど、脆さも同時に、手放すことができるのだから。

色々なものがすれ違う。そのたびに自分が少しずつずれていく。閉めたつもりの窓から風が入る。いつの間にか部屋にすきま風が吹いている。街を上から眺めても、もう自分のいた場所は見えない。あの頃に当たり前だったどんな標識も見えない。思い出すことはできない。
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   <title>ふるきを温め</title>
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   <published>2009-10-03T08:05:59Z</published>
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   <summary>なんだか、自分でもよくわからないけれどね。 当時はあんなに「勉強したヨ！」と思っ...</summary>
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      <name>架路</name>
      
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      なんだか、自分でもよくわからないけれどね。 当時はあんなに「勉強したヨ！」と思っていたドイツでの2年間すら、今振り返ると本気の50%もようやく出したかどうだか。ゆー感じなのです。一夜漬けでもそれなりに
      ずいぶんと言葉を繰った。
長々と、何もかもが、問いかけであったように思える。
ずっと「探究」なのだと思っていた。名前さんの正体を知りたい。存在の理由を知りたい。自分の整理をつけたい。そのための探究をしているのだと思った。だけど結局、言葉の一つとして、その答えに迫ることなんかなくてだ。

結局、10年をかけて、ありとあらゆる言葉でもって、

「なぜ？」

を繰り返してきただけだったのだな。
と。

今だからそんなふうに思う。
別に後悔とかではなく。
無益さに愕然としているわけでもない。

まぁ昔はねぇ。
偶然と呼ぶのか、運命と知るのか、とかゆー実体のない現象に名前つけたがって悩んだようなこともあったけどもね！名前さんの自分の中における置き場所に困って、抱えたままウロウロ走り回ってたような時代もあったけどもね！

でももう。
もういいのだ。
あの人は、ほら。
僕にとって、一生お付き合いしなきゃいけない、僕だけの、哲学のよーなもんであると。
それがいまの答えだよ。

あぁ。

あ。
あ？

そうだ、これはある種の答えだ。

貴方は、私が出会った、私の哲学　だったのだ。


もう二度と逢うことなんてあるまい。
けれどもし呼ばれれば、誰の臨終も投げ出してそちらに応じてしまうほどに、がんじがらめのままだ。


貴方は鎖。
そうして哲学。
実体を持たぬ全てのものであって、その実体が貴方だった。
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   <title>強さを</title>
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   <published>2009-01-02T11:01:05Z</published>
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   <summary>背中を見ると、痩せているのにどうしてこうも広いのだろう、と、不思議に思うのだ。思...</summary>
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      背中を見ると、痩せているのにどうしてこうも広いのだろう、と、不思議に思うのだ。思い出せばそれは初めて君の背中を見たときからなんだ。あの時も、君は痩せているのに背中は広い、不思議だ。と思ってサ。 寄っか
      鉈の心？

ちゃうちゃう。

そうしたら少しオレがあったまるのだろーか。それとも君が凍えてしまうのだろーか。「私」は、君から何も欲しいなんて思ったことはないよ。ただ少し時間を頂けたらば、と思っただけ。言葉も素振りも贈り物もいらなかったんだよ。ただココロを頂きたかっただけ。ほんと、それだけなのよ。なんて謙虚。

そうしたらばオレはあったまれたのだろうか。そうしたら君はそのぶん、凍えただろうか。
私は、今ならば、今だからこそ、今なお、正面から対峙する勇気はないけれども、その背中にはもう一度会ってもいいかなと思う。そうしててのひらをくっつけてみたい。シャツごしでいい。右手だけでいい。てのひらをくっつけてみたい。だけどそうしたらきっと顔もくっつけてみたくなってしまって、ダメなのだろ。デコだの頬だの、オレの氷のよーに冷たい部分は、決してこの指の先だけではありません。肩も顔もココロも。特にココロもです。

だから。ダカラ！

正面から見ているとただのガキにしか見えなくても、後ろ姿は相応に見える。
男の中で鑑賞に堪える部分とゆーのは、もしかすると背中なのかもしれない。

そんならむしろ後ろを歩かせてもらおう。振り向いてくれなくていい。ホント、背中だけでいい。口も利いてくれなくていい。何か厭なことを言われたら後ろから殴るヨ。ホント、殺すヨ君の事。その時にそれほどの価値もなかったら、逆にいなくなってしまえるし。

そういえばオレはよく子供の頃、積極的迷子とゆーやつになった。みんなオレのことを顧みずにスタスタ歩いて行ってしまうので、ついて行くことに疲れて、後を追うのをやめた。勝手に知らない人について行ったり、自分勝手に歩いてみたり。そうするとみんな血相変えて探し始める。そうして怒られた。ちゃんとついて来なくちゃダメじゃない。世間は危険で溢れてるのよ。云々。それなら紐でつないどけヨ。首に鈴でもつけておけヨ。ココロの中で口答えをしつつ、やっぱりまたオレは積極的迷子を繰り返した。

氷のよーに冷たい指だから、誰もつなごうとしなかった。
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   <title>あったること。</title>
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   <published>2008-11-01T12:16:30Z</published>
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   <summary>あれは、あったること。 一度でも？　一度でも。一度だからこそ。 二度でも。　二度...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vega.sakura.ne.jp/vivi/">
      あれは、あったること。 一度でも？　一度でも。一度だからこそ。 二度でも。　二度とも。二度、それでこそ、あったること。三度とは、三度目は、あったらばいけない。踏みとどまれ。三というのは特別な数になる。
      
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   <title>絶壁、その真上</title>
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   <published>2008-06-06T12:11:04Z</published>
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   <summary>落ちるにまかせ。まかせたがるド阿呆。落ちてみたい好奇心。 それを、善でも悪でもな...</summary>
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      落ちるにまかせ。まかせたがるド阿呆。落ちてみたい好奇心。 それを、善でも悪でもないただの純粋な衝動だと君が言うのなら、そんなのは勝手だ。生命の突き進むに必要な所謂、衝動だと言うのは、勝手だ。けれどその
      
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   <title>垂鐘</title>
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   <published>2008-04-27T06:40:06Z</published>
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   <summary>紙を切り、記憶を鮮明に明確にしようと試みても、遅くともやはり春のさなかで。 ひと...</summary>
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      <name>架路</name>
      
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      紙を切り、記憶を鮮明に明確にしようと試みても、遅くともやはり春のさなかで。 ひとつひとつ克明に掘り起こして最後には行き着く。真横で傘をさしかけていたこと。真後ろで叫んでいたこと。目の前を何度も右に左に
      
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   <title>しあわせふしあわせ</title>
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   <published>2008-01-19T12:56:31Z</published>
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   <summary>本は読み終わりたくなければ読むのをやめることができる。 時間はそうはいかない。 ...</summary>
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      本は読み終わりたくなければ読むのをやめることができる。 時間はそうはいかない。 止めることも戻すこともできない。 終焉が、やがて来る日がいつなのかわかっていれば、態度も変えようがある。後悔するようなこ
      死んだものは死んだものでしょーがない。
けども、もう動かないものを前にして、ほんとうにじわじわとしみてくるのはこれからなんだよな、ゆーことが前回の例でわかっているからこの先がこわい。
苦しまなかったとか、どっちがマシだったとか、よくわからない。うやむやのままで、もしかしたら知っていれば何とかできたかもしれないことも、知っていて教えてもらえなかったのかもしれないことも、もう今「知って」もどうにもならない。

今は苦しくない。

それだけわかっていれば充分だという気もする。

今はもう苦しくない。

生きるということは、残されていくということでもある。
そして送り続けるということでもあり。自分が送られる時にようやく、すべての喪失から解放される。看取ってやれたから少しはマシか？

そうでもない。
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   <title>焔と刀身</title>
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   <published>2008-01-13T23:52:28Z</published>
   <updated>2008-09-28T06:20:31Z</updated>
   
   <summary>私の芯として立つその刀身が、あの人であったのかと思うのはもう過ぎた昔だ。そんなふ...</summary>
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      <name>架路</name>
      
   </author>
   
   
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      私の芯として立つその刀身が、あの人であったのかと思うのはもう過ぎた昔だ。そんなふうに間違えるほどに何に目をくらまされていたのか。あの人ではなく、あの人の周りにからみつく私ではなく、私自身が刀身であった
      
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   <title>同窓生</title>
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   <published>2007-12-10T11:39:08Z</published>
   <updated>2008-09-28T06:20:31Z</updated>
   
   <summary>のよーな親近感がある。 と、誤魔化した。誤魔化したんではない。 嘘をついた。わけ...</summary>
   <author>
      <name>架路</name>
      
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      のよーな親近感がある。 と、誤魔化した。誤魔化したんではない。 嘘をついた。わけでもない。 茶化した。 もっと違う。 親近感はある。 けどもやっぱり君ぁクズだ。 男なんてみんなクソだ。 なんでそんなふ
      ゼロよりまし、という、いつも本音がココロの底であぐらをかいている。もう隠れようともせずに、堂々と見えるところであぐらをかいている。サイコロを転がして、ゼロよりまし。それだけの時間つぶしでしかないと言う。嘲弄というのはこれか？

走っても走っても、歩いている彼らに決して届かず。
叫んで声は届かず。
血をそそいでも、朱とは映らず。
水のように飲み干され。

画家の君。
君ならば、いや君はあの時、僕にナニを見たのだ。僕をいったいナニと間違えて、あんなような透明な、まっすぐな、どろどろとも成り得ただろーにマグマのように勢いよく流れたからただ若さのそれであるとしか映らない、南国の如し、パッション、

は。
もしかしてこれがアレか？
忘れた。
忘れたけどもアレか。

くるーど。

いや違う。

まぁとにかく。

あのときの君の「一途」ってものに比べたら僕は今、まるで眠っているように無感動で穏やかな日々だよね。
いったいこんな凡庸な僕のなかに、なにを勝手に幻想して君は、あんなふうに純粋だったのだろう。

きっと「少年」であったから。
ただの「男」に育ってしまった今の君にはもうそんなものは残ってないのだろ。

それを追うことに何か意味はあんのか。
それを負うことに何か価値があるのか？

いや、ねえ。
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   <title>先を争って</title>
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   <published>2007-10-26T14:11:36Z</published>
   <updated>2008-09-28T06:20:31Z</updated>
   
   <summary>孤独を目指している、みたいな。 僕ら莫迦みたいに。狂気のよーに。 みんなして先を...</summary>
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      孤独を目指している、みたいな。 僕ら莫迦みたいに。狂気のよーに。 みんなして先を争う。一歩でも前に出ようと挑む。その先にあるのは「ひとりぼっち」だ。みんなそうだ。ひとも鳥も獣もオサカナも、トカゲもカエ
      元え。

最近何かっつーと遺伝子でモノを見てしまう。要するにこれって遺伝子レース？もしかしてこれって神様のレース？
もし僕が神ならば、きっと暇つぶしにそんなこともするかもしれない。なぜなら、いちに不死で、にに暇だから。閑古鳥が鳴いているから。時間だけは腐るほどストックしてあるから。いや、ストックはできないだろ。どうだろう。なんせ神だから。

腐るほどの時間をかけて、遺伝子レースなんかもするかもしれませんよね。ひとつからなり、派生して、ひとつだけ間違ったようにのさばり始め、一方でまた別の流れが床下で増殖し、氾濫し、そうやって最後にはまた、ひとつに戻る。その、始まりとおわりの姿を比べられたらば、まぁそれは一種の娯楽であろうよ。賭けにもなろうし。馬単みたいなもんで。（違うでショ。）

そんなふーに、先を争って最後に立っていたひとつの個体になるためだけに血を繋いで螺旋を繋いで、他のバトンが繋がらないように妨害したりされたり、内輪もめやいやい、足の引っ張り合い諤々。

とうとうとなみだをながし。
リフジンに打ちひしがれ。
大枚をばらまき。
肥えるほどに貯めこみ、使いはたせずに朽ちて。
しぼられて痩せほそり、満たされることなく朽ちる。
目指すところは、「ひとりぼっち」。
死に囲まれて、幾億もの死に囲まれて、取り巻く産声が耳鳴りを誘い、死に群がり、生を押し出して、バトンを抱える。

何のために？
他の全ての種を蹴散らして、大差で決勝線を踏み越えるためだけに。
カミサマの主催するレースで着順掲示板のいちばん上に載るためだけに。
（そして下には誰もいない。サバイヴィングレースだから。）

勝ったって賞金がもらえるわけでもない。
ただのカミサマの暇つぶしだから。
途中で転んだって薬殺もしてもらえない。
だって暇つぶしだから。
カミサマに誰も倫理観なんて問わないから。
レースコースは死に損ないと死骸だらけで、きっと木もよく育つ。
僕らが焼いてしまわなければ、植物だっていいとこまでこれるのだろうに。
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   <title>人も死ぬサ。</title>
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   <published>2007-10-20T15:12:19Z</published>
   <updated>2008-09-28T06:20:32Z</updated>
   
   <summary>紙が死んだ。 あいや、「神」が死んだ。まぁ、「紙」も死につつあるよーだけど。しか...</summary>
   <author>
      <name>架路</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vega.sakura.ne.jp/vivi/">
      紙が死んだ。 あいや、「神」が死んだ。まぁ、「紙」も死につつあるよーだけど。しかしなかなか死にはしない。そしていつか結局人は紙に戻っていくのではないかと思う。ハードディスクとか、あるようでないようでや
      神がもし存在するのなら、私は、じゃあその意志ってものは何だ？と、探索に必死になれたのだろうに。

いや、数年前までは、探索に必死だった。実際。

神の意志ではないにすれ、あるひとつの偶然に、何らかの意志が作用していることを証明したくて必死だった。ずいぶんとたくさん言葉を繰った。考えた。あらゆることを仮定した。その過程で、ずいぶんとたくさん、私は言葉を繰った。言葉を吐いた。言葉を消化した。言葉を昇華した。

ふっつりと、それをやめてから、何も出なくなった。
自分が今ここにいる意味は、遺伝子の意志でしかないと思った。

よりよくより易く生きるために進化の過程。
世代ごとに様々な試行錯誤。
手を替え品を替え。
そうやって送り出される世代は、子殺しで親殺しだ。笑える。いや、子殺し親殺しなんて昔からあったか。じゃあ仮想世界に溺れるヒッキーか？けども、ネットがいくら氾濫しても結局職場ではヒトとヒトが向かい合って話をしている。言うほどまだまだ悪くない。

そう思うのは私の感覚が鈍いからか。
それとも紙媒体のアナログな分野にいるからか。

危機感、ひしひしと肌で感じるよーな世界ならまた違うのだろうけど。
僕らほんとうに進化できているのか？背は高くなったらしいが確かに。
このままぐんぐん伸びていってキリンのようになれたらばステキか？
人間は大きくはならないのだろうか。小さくもならないのだろうか。
進化の過程で、なぜサイズはもっと極端に変化しなかったのだろう。それとも今でも大きすぎるくらいかな。人間がもっと小さかったら、二酸化炭素の量も減ったのであろうか。それとも個体が小さかろうと個数が増えて結局は同じくらいの環境破壊に走るのだろうか。小さな生き物は寿命が短い。世代交代が早まって進化も進んだら、何か今よりは利口な生き物になれやしなかっただろうか。

感情が消えていく。
それは私には進化と映る。

紙が死んだ。
いや、紙は死んでない。
神が死んだ。
なのに僕ら、「人間様」とゆー感覚だけを捨てきれないでいるのだ。人間は別に特別に作られたわけじゃない。そのことだけを正さないまま、神だけを失って、この先どこへ走るのだろう。

その姿、なんで哀れに見えるのだろう。
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   <title>クリスタル「ファック」！</title>
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   <published>2007-10-17T11:40:16Z</published>
   <updated>2008-09-28T06:20:32Z</updated>
   
   <summary>後ろ姿を、追いかけているのか。それとも逃げているのは私の方なのか。もしかしたら、...</summary>
   <author>
      <name>架路</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vega.sakura.ne.jp/vivi/">
      後ろ姿を、追いかけているのか。それとも逃げているのは私の方なのか。もしかしたら、始めからひとりで走っていたのかも、いや、確かに私はひとりで走っていて、ここまでやってきて、けれど一度でもひとりだったこと
      ナゼ。操作されない気持ちを抱いていけるのにナゼ、もう見送らなくていいのだと気が付いたのにナゼ。追いかけて、追いついたらば今度は一緒に走って、貴方が、倒れても私は倒れずに、僕は倒れずに、倒れずに貴方を抱えて、やっぱり走っていけるような気がしていたけれども。

みんなどこに行ったのだろう。

冬の寒い講堂に立っていたりした、夏に陽の射さない階段ですれ違ったりもした、知らない国で互いの人生かすめただけだった、みんなどこに行ったのだろう。誰もが去った舞台の上で、もう語る言葉もない。ただ立っているだけの自分を、客席の一番後ろで息潜めて見つめている自分がいて。見守るなんてもんではなく、ただ見ているだけの自分がいる。うつむきもせず、死んだような眸で何も浮かべない顔。そんなものを見ているもう一人。どこかに行ってしまう気はあるのか。この劇場からまだ出られないでいるのか。凍えるほど寒くはない。生きていけないほどに寒くはない。けれど誰もいない。もうライトが灯らない。幕は下りもせず上がりもしない。この劇場にまだ立っているのか、私らは。

みんな、とっくに遠くへ行った。
誰も戻らない。
何幕も前の台詞を反芻する。
相手のいない芝居をやってみる。
そんなのはもう、おもしろくもなんともないけれども。
もしかしたらそこから何か新しいかたちの演劇が生まれるかもしれない。超新劇になったりするかもしれない。そんなユメのよーな期待でもって、もうひとりの自分もしつこく粘ってる。

信じた自分が莫迦だったのだとしか笑えない。そんな幕ですら、その時は娯楽だった。悲劇のつもりが、はたから見たら喜劇でしかなく。それなら見ている自分はどうだ、笑えるのか、本当に腹の底から笑えるのかと問われれば、裏側に惨めな靄が渦巻く。

何を見極めたいのだろう。

「見極める」。？

そんなことは知らない。
ただ答がほしい。

あらゆることに対する答がほしい。
突き詰めて問うならばたったふたつの答だけでいい。

なぜ私じゃなきゃいけなかったのか。
そしてなぜ、私ではなかったのか。
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   <title>かけちがいすれ違い</title>
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   <published>2007-10-14T11:06:52Z</published>
   <updated>2008-09-28T06:20:32Z</updated>
   
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      <name>架路</name>
      
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      それまでフツーにできていた呼吸。 存在を疑わなかった酸素。 それが、たったひとつの「アラ？」ゆー違和感で、ガラガラと崩れてしまう。壊れてなくなる。あるのが当たり前、できて当たり前だったから、仕組みを考
      甘えと言われたらそれまでで、甘いと言われればうつむくしかない。反論なんて。
誰にでもやさしいから自分にも、とか考えたことはなかった。
人当たりがいいから当たり障りのないように、とか考えたことはなかった。
気持ちは伝わっていると思った。
気持ちを伝えられていると思っていた。
一緒にいるのは自然だった。

当たり前のようにできて、いちいち疑いもしなかったものは、実は何の根拠もない、まるで流れる水の上を風にふかれて進んでいた笹舟のよーなものだったと知る。
すれ違ったときに挨拶をしそびれた、そんなような些細なことから生じる違和感で、音をたてて崩れる。

絶対的な事実をひとつ前提に、その上に積み上げられていた何もかもの在処を失う。
気持ちは立場は変わっていないのに。

如何なる言葉の契約も成されていないと知る。
そんなもの、あっても根拠のなさに変わりはないのだろうけれどそれでも、そんなものでも持っていなかったことに、お役所のよーにこだわるようになる。
何も確かなものをやりとりできず、それでも目に見えない触れることもできない一本の確かな想念の糸が、ここからそっちに繋がっていると、それだけを微塵も疑わずにいたからこそ、もろくも細くとも確かに足元にあるものを踏みしめていられたというのか。

人当たりがいいとか、誰にでも真っ直ぐだとか、結局は疑念の正体なんて阿呆らしいと笑えるだけなのだけど。いや、だからこそそこに疑念のつけいる余地もあるのだけれど。

あんなふうにこっちを振り向いた時から、足元は崩れ去っていたんだろ。
もろく細くけれど続いていく、たったひとすじを残して。

サッパリまとまらないが。
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   <title>実験体</title>
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   <published>2007-09-25T10:49:11Z</published>
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      <name>架路</name>
      
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      個体ってのは結局遺伝子にとって、数多あるバリエーションの中から最善のものを選ぶための実験体にすぎないのであろうか、あろうな。と考える。自分が自分である意味はその一点に集約される。結果を見ようともしない
      時につよく、大概はぼんやりと、背中に明日を負い、正面に過去を据え、見つめているのは自我の中核を隠蔽しようと必死の、躍起の、やはり自分の姿。強さだけでは勝てなかった。がむしゃらは、やはり挫けた。したたかでは、飛んでくる障害をやり過ごすことはできても前に進めない。弱さは、痛みばかりを抱え込んで膝をついてしまった。共に歩いて行けると思った人は、共に歩いてはいけない。

誰のために、を、誰のせいで、と言い換えて、いつか存在を見失う。
悲劇としか見えないカタストロフが目の前に控えている。

ひとつの周期を終えたまた別のカタストロフが、耳元で言う。

まだこの棘を抜いてはやらぬ。

気持ちは、もう無口を通り過ぎて、半分は腐ったようになって、目の前のたくさんのアレコレを透して、何か向こう側にあるものを見つけたい、何かがあるのだと信じたい、たくさんの人の頭の向こうに赤黒い薄暗い渦巻くように黒い塊の向こうには何かがあるのだと信じたい、そうしてそれを見つけたい、一瞬でいい、見るだけでいい、そんなような細い、絹糸のような細い、縒り続けなければいつでも途切れてしまうような細い、期待でもって繋いでいる。

貴方が、まるで私のことを、シッダールタを炎の向こうからたぶらかそうとした何かのように言って切って捨てて、それまで故意に念入りに隠していたとしか思えないその白いふやけたくだらないものを抱えて立ち去ってから、もうこれだけが経ちました。私の中で貴方は皆殺し。

一体も残さぬほどに、念を入れて執拗に、皆殺しです。
ひとえに私の再生のために。
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